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階段の上り下りが痛い、立ち上がりの動作が痛む、正座ができない、膝が挟まった感じがする、下肢全体がつっぱった感じがするなど、中高年になると感じるものです。これらの大半は変形性膝関節症という疾患です。レントゲンで見ると、軟骨面が減っていたり、骨棘という骨のとげが見られたり、関節の隙間が狭くなっていたり、くっついていたりします。
大概は膝中心の症状ですが、時に水が溜まりすぎて坐骨神経痛様の下肢の症状が出ることがありますので、注意が必要です。
診断はレントゲン検査と診察による所見によります。状態によりMRIも施行致します。

治療）段階や症状により、外用剤、内服薬、ヒアルロン酸の関節注射（保険診療にて各種取り揃えております）、装具療法（バー付きサポーター、足底板）、リハビリ（機械を使用した物理療法、セラピストによる運動療法など）を行います。
また自由診療（自費）にてPRP-FD注射というご自身の血液を使ってご自身の膝関節に再注入し治療していく事もご希望にて行えます。

スポーツによる慢性の膝障害としては大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、鵞足炎、腸脛靭帯炎などがあげられます。
治療）状態により、外用剤、内服薬処方、リハビリにて物理療法（機械による消炎鎮痛）や、運動療法（セラピストによるストレッチなど）を行います。